不公平?どっちがよ?

「学習指導要領通りに授業を受けた高校生との間で不公平が生じてはいけない。学年が終わる来年3月末までに必ず授業を受けて(単位をとって)いただく」

公平に扱われていないのは未履修者のほうだと思うのだが、不利益を受けた側に対して「学年が終わる来年3月末までに必ず授業を受けて(単位をとって)いただく」というのは変だぞ。
学校側に対して、未履修者に対して無理なく教育サービスを提供するように、と指導すべきなのでは?
また、意図せず不利益を被ってしまった側には救済措置が必要だろう。災害被災者と同じじゃないか。追加で履修できる権利を放棄するのもありだと思うが・・・。
学習指導要領通りに履修した学生達が不利益を被っているような言い方をする時点で、大学受験を前提にした話になってしまっていると思う。
この大臣は頭大丈夫なのか?

保護者から現3年生の卒業に救済措置を求める声があることには「ルールをなし崩しにするのは適当ではなく、難しい」と表明。「冬休みや放課後も(補習に)利用できる。これだけの失敗をしたのだから、生徒に負担をかけないよう知恵を出してほしい」

このルール(学習指導要領)が適用されているのは学校側にだろう。高等学校を名乗るのに必要な要件なのじゃないか。ルール通りに運営されているかの管理責任はどこにあるのだ?文部科学省ではないのか?
今回、特別にここにある「第8款 通信制の課程における教育課程の特例 」とやらを適用してあげるのはどうだろうか?
つーか、学習指導要領なんて初めて見たよ・・・。