アインシュタイン・セオリー

お久しぶり、寒鰤。
昨年、12月から昨日まで、DVD見まくり。数が多すぎで書けません。LEXXが以外とつぼでした。残りのシーズンも出してほしいよ。なんか、今月も怒涛のリリース。ついていけません。。。


アインシュタイン・セオリー (ハヤカワ文庫NV)

アインシュタイン・セオリー (ハヤカワ文庫NV)

2日か3日に買ったやつ。ちなみにSFではありません。NVです。夜中に手をつけて、仕事先に着くまでに一気読みです。アクションサスペンス物にはもったいないネタなんですがねぇ。。。
むげむげニュートリノが別のブレーンに飛んでって、戻ってきて、時空を歪めておっそろしいほどのエネルギーがドバっとなって、大変なことに!っていうところが、説得力に欠けて・・・。なんで、主人公さんはバタバタしてるの?たぶん、大丈夫だよって思ってしまうのよ。そんなことが人工的にそれも簡単にできたら、自然様はもっと巧みに恐ろしいほどの発生頻度でおきてて、宇宙は明るすぎて夜眠れないよ。たぶん。最近はそんなニュートリノねぇよと言ってる人たちもいるみたいだしねー。で、SFとしては☆無しです。でも、陰謀に振り回される主人公。アラフォーな昔の彼女と手を取り合って問題解決し、で、彼女はストリング界きっての才女で、アイシュタインに先を越されてたのかヤキモキと、隠し子を妻にめとって弟子入りしたものの信用されていなかった恨みでテロに走る爺、いつもの米軍の意図的な誤射で家族を失ったロシア人。んで、FBIも絡めた、アインシュタインの遺作を探せチキチキ、理論は全てあいつの頭の中だゲーム!となってました。。。っーか、自閉症の人間が出てきたときに、ん?ぁゃしぃ・・・。となるわけですが・・・。
まぁ、爺が黒幕かよっ!は驚いたのと同時に、隠し場所として選んだ理由が理解できなくなってしまったんだよなぁー・・・
おーっ、そーくるかっなんて、面白がって、がーっと読み終わったわりに首をかしげてしまう点が残ってしまったのよ。
だいたい、唯一、理論の断片すら託されなかった弟子仲間をどんだけ信用できるんだ?
孫の自閉症だって画期的な治療方法が見つかったら、金持ち爺のことだから、金かけて直すのは目に見えてるし。そうしたら、忘れるという人間に不可欠な能力も復活する可能性もあるしなぁ。
っーか、いずれ同じ理論を再発見するほうが可能性があるし。
そうなると、隠し続ける動機が・・・。
むしろ、アイシュタイン結社なるものを結成して、ミスリードしまくって、理論の発達を邪魔しまくる。というのが現実的じゃないのと思う。
えっ、じゃあ、ストリングな人たちはもしかして・・・。その結社のメンバーなのか!地球を守ってくれてるのかっ!
なんて、オチはいかがでしょうか?

☆2つ。動機に疑問あり。アインシュタインの戦略ミスじゃないかのう。